この度、学生及び早活人材[1]に対するキャリア教育事業等を行う一般社団法人スクール・トゥ・ワーク(所在地:東京都千代田区、代表理事:古屋 星斗)は、日経ビジネス2019年8月12日号「見直せ 学歴分断社会」(URL:https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/mokuji/00030/)に、当団体が、2018年12月25日に発表した「スクール・トゥ・ワーク非大卒人材データ集2018」が掲載されましたので、お知らせいたします。なお、当団体の顧問である吉川 徹(大阪大学教授)のコメントも掲載されております。

<記事の引用>
厚生労働省のデータを基にした一般社団法人スクール・トゥ・ワークの調査「非大卒人材データ集」によると、25~29歳の非大卒者は45%(ここでは短大卒・高専卒の学歴も大卒、それ以外を非大卒とする)。大学院卒者・大卒者は54%。街で若い日本人2人とすれ違えば、1人は大卒、もう一人は非大卒。これが現実というわけだ。

計量社会学が専門で日本社会の分断について研究してきた大阪大学の吉川徹教授は、「ほぼ半々になっている大卒者と非大卒者の集団が交じり合うことは少ない」と指摘する。そして、吉川教授は「日本では大卒者と非大卒者の人生モデルは大きく異なり、両者が暮らす世界は職場などで融合しているように見えても事実上、分断されている」と続ける。

吉川教授によると、学歴による分断は日本人の恋愛や結婚、家族形成にも影響を与えている。大卒者は大卒者と、非大卒者は非大卒者と結婚する傾向が強い。SSM(15年)によると、大卒者、非大卒者、男女ともに、6~7割が自分と同学歴の相手と結婚している。

吉川教授は「一つは、人口の半分を占める非大卒者が労働・雇用条件などで不当に不利な扱いを受けがちなこと」と指摘する。「Lightly Educated Guys(LEGs=軽学歴者)」と吉川教授は定義し、放置しておくとラストベルトの白人の元・中流層のような存在になりかねない。

 

[1] 非大卒人材とも言われ、主に中学校卒、高等学校卒、専門学校卒、高等専門学校卒、短期大学卒や大学中退などの人材のこと