「スクール・トゥ・ワーク早活人材データ集2019」 の情報発信のお知らせ

現在の早活人材の就業状況に社会的課題があると考える全ての人へ

この度、学生及び早活人材[1]に対するキャリア教育事業等を行う一般社団法人スクール・トゥ・ワーク(所在地:東京都千代田区、代表理事:古屋 星斗)は、昨年に引き続き、文部科学省や厚生労働省より発表された統計情報を早活人材の就業にかかるデータ集として再構成し、「スクール・トゥ・ワーク早活人材データ集2019」として情報発信いたします。

当団体は、2018年9月に設立され、当団体の名称でもある“スクール・トゥ・ワーク”、学校から仕事へをテーマに活動をしています。

若者の就業に関しては、文部科学省と厚生労働省等、それぞれの視点から統計資料が公開されています。今般、当団体は、昨年の「スクール・トゥ・ワーク非大卒人材データ集2018」に引き続き、複数の資料に断片的に掲載されている情報を再構成することで、より分かりやすく早活人材の就業状況を伝えられると考え、本データ集を情報発信いたします。

本データ集は、1.高校卒者の就職先産業種(2019年卒)、2.高校卒者の就職先産業種の変化(2019年卒/2008年卒)、3.高校卒者の就職先職業種(2019年卒)、4.高校卒者の就職先職業種の変化(2019年卒/2008年卒)、5.高校卒者に占める就職者の割合、6.高校卒就職者の県外就職率、7.就職者率と県外就職率のマッピング、8.早期離職率の変化(学歴別)、9.大学卒と高校卒の3年以内離職率の差(大学卒-高校卒)、10.1,000人以上事業所における3年以内離職率の変化(学歴別)から構成されております。

 本データ集は、現在の早活人材の就業状況に社会的課題があると考える全ての人に、ご使用いただきたく考えております。

 今後も当団体では、未来を生きる若者全てが安心・納得して働き、その意欲や能力を十分に発揮できる社会の実現を目指し、若者の就業状況にかかる情報を発信してまいります。

[1] 非大卒人材とも言われ、主に中学校卒、高等学校卒、専門学校卒、高等専門学校卒、短期大学卒や大学中退などの人材

 

 

スクール・トゥ・ワーク早活人材データ集2019

1.高校卒者の就職先産業種(2019年卒)

就職先は製造業が41.2%を占め、卸売業・小売業(10.4%)が続いて多く、

情報通信業(1.1%)などは少ない

出典:文部科学省,『令和元年度学校基本調査(速報値)』

 

2.高校卒者の就職先産業種の変化(2019年卒/2008年卒)

就職先で多数を占める製造業、卸売業・小売業は減少傾向

出典:文部科学省,『平成30年度学校基本調査』,『令和元年度学校基本調査(速報値)』

 

3.高校卒者の就職先職業種(2019年卒)

職種では、製造業等で働く生産工程従事者が39.8%と最も多い

出典:文部科学省,『令和元年度学校基本調査(速報値)』

 

4.高校卒者の就職先職業種の変化(2019年卒/2008年卒)

多数を占める生産工程・労務作業者は微増傾向

出典:文部科学省,『平成30年度学校基本調査』,『令和元年度学校基本調査(速報値)』

  

5. 高校卒者に占める就職者の割合

就職者の比率は、九州地方、東北地方など地方部で高い傾向

出典:文部科学省,『平成30年度学校基本調査』

 

6.高校卒就職者の県外就職率

就職者のうち県外に就職する者の比率は、

九州地方や東北地方といった地方部において高い傾向

出典:文部科学省,『平成30年度学校基本調査』

 

7.就職者率と県外就職率のマッピング

就職者率・県外就職率ともに低い“大都市部型”(東京・京都・神奈川等)

ともに高い“地方型”(青森・佐賀・宮崎・長崎等)

県外就職率のみが低い“生産拠点地域型”も(愛知・富山・石川等)

都道府県により多様な状況が広がる

出典:文部科学省,『平成30年度学校基本調査』

 

8.早期離職率の変化(学歴別)

3年以内の離職率は景況感の状況も受けて、大学卒・高校卒ともに微減傾向が続いている

出典:厚生労働省,『新規学卒者の離職状況(令和元年10月)』

 

9.大学卒と高校卒の3年以内離職率の差(大学卒-高校卒)

近年は縮小傾向にあるものの、7%ポイント前後の差が残る

出典:厚生労働省,『新規学卒者の離職状況(令和元年10月)』

 

10.1,000人以上事業所における3年以内離職率の変化(学歴別)

大手事業者に限定すると、早期離職率の差は急激に縮小する

高校卒者の離職の問題は、中小事業者において顕著であることが示唆され、

就職後支援が重要に

出典:厚生労働省,『新規学卒者の離職状況(令和元年10月)』

 

プレスリリースファイル

「早活人材コミュニティBonanza(ボナンザ)2019下期 〜早活人材ってなんだ〜」開催のお知らせ

早活人材の早活人材による早活人材のためのイベント!

この度、学生及び早活人材[1]に対するキャリア教育事業等を行う一般社団法人スクール・トゥ・ワーク(所在地:東京都千代田区、代表理事:古屋 星斗)は、2019年11月30日(土)に、株式会社UZUZ本社オフィス(東京都新宿区西新宿3丁目11-20オフィススクエアビル新宿3階)で、当団体が設立した「早活人材コミュニティBonanza(ボナンザ)」関連のイベントとして、「早活人材コミュニティBonanza(ボナンザ)2019下期 ~早活人材ってなんだ~」を開催いたします。

早活人材には、高卒就職者が3年で4割も離職してしまったり、既存の高校就職ルールでは「一人一社制」があったりするなど社会的な課題があるにもかかわらず、大卒と比して、キャリアについて情報交換をする機会が極めて少ないのが実情です。当団体では、2019年9月の当団体の設立とタイミングを合わせて、早活人材の当事者たちの主にキャリアについて情報交換する場として「早活人材コミュニティBonanza」を発足いたしました。

本イベントでは、社会人として働いている早活人材の方々にお集りいただき、早活人材を対象としたマッチング・サービスなどを展開している民間企業様から動画による応援メッセージをいただいたり、「早活人材あるある」などの早活人材ならではのグループ・ディスカッションをしたりして、早活人材の当事者同士の親睦を図るとともに、当該コミュニティの活性化を図ります。

今後も、当団体では、「早活人材コミュニティBonanza」によるイベントを定期的に開催して、早活人材当事者のキャリア意識の醸成を進めてまいります。

【イベント概要】
イベント名  「早活人材コミュニティBonanza 2019下期 ~早活人材ってなんだ~」
主   催  一般社団法人スクール・トゥ・ワーク
協   力  株式会社UZUZ、株式会社ZERO TALENT、株式会社ジンジブ、
       株式会社前人未到、株式会社ハッシャダイ(五十音順)
参加条件   社会人として活躍する早活人材(非大卒人材)であること
       なお、早活人材とは、主に中学校卒、高等学校卒、
       専門学校卒、高等専門学校卒、短期大学卒や大学中退などの
       人材を指します。
日   時  2019年11月30日(土)15時~17時
場   所  株式会社UZUZ 本社オフィス
       (東京都新宿区西新宿3丁目11ー20オフィススクエアビル新宿3階)
参加料金   無料
内   容
 15:00~15:15 「早活人材ってなんだ?」
 15:15~15:30 「What’s Bonanza?」
 15:30~15:45 「応援団よりメッセージ」
 15:45~16:15 自己紹介タイム
 16:15~16:30 グループ・ディスカッション「早活人材のあるある」
 16:30~16:45 「Bonanzaの今後の活動予定」
 16:45~17:15 ネットワーキング
 17:15~17:20 閉会挨拶・解散

【協力企業】(五十音順)

株式会社UZUZ様

会 社 名:株式会社UZUZ
住  所:東京都新宿区西新宿3丁目11-20オフィススクエアビル新宿3階
     TEL:03-5333-0802 FAX: 03-5333-0803
代 表 者:代表取締役社長 岡本 啓毅
事業概要:
 20代に特化した就活サポートです。平均20時間に及ぶカウンセリングや、研修型就活サポート「ウズウズカレッジ」も無料で提供しています。

株式会社ZERO TALENT様

会 社 名:株式会社ZERO TALENT
住  所:東京都渋谷区道玄坂一丁目10番8号渋谷道玄坂東急ビル1F
     TEL:03-6277-5026
代 表 者:代表取締役 木村 瑠人
事業概要:
 非大卒(中卒・高卒・専門卒・短大卒・大学中退)でも学歴や職歴に関係なく、長期的な成長を見込める優良企業への就職を支援するサービスを提供しています。

 

株式会社ジンジブ様

会 社 名:株式会社ジンジブ
住  所:東京都港区浜松町2丁目7−19KDX浜松町ビル5階
     TEL:03-5777-2679 FAX:03-6821-3278
代 表 者:代表取締役社長 佐々木 満秀
事業概要:
 就職する高校生が学歴や偏見に捉われずに活躍できる社会創りのため、掲載数No.1の高校新卒専門求人メディアと国内最大級の合同企業説明会を運営しています。

 

株式会社前人未到様

会 社 名:株式会社前人未到
住  所:東京都港区六本木7-15-7新六本木ビル803(SENQ六本木)
     TEL:03-6384-5944
代 表 者:代表取締役社長 牛島 悟
事業概要:
 キャリア新卒(中卒・高卒・専門卒など)の方々に向け、キャリアについて考えるきっかけを多方面から与える転職・就職支援サービスです。

 

株式会社ハッシャダイ様

会 社 名:株式会社ハッシャダイ
住  所:東京都渋谷区神宮前3丁目21-8TS原宿第2ビル
     TEL:03-5468-0850
代 表 者:代表取締役社長 久世 大亮
事業概要:
 学歴や地方格差によって可能性に気付けない若者たちに、東京での食職住を無償提供して体験してもらうヤンキーインターンを運営しています。

 

[1] 非大卒人材とも言われ、主に中学校卒、高等学校卒、専門学校卒、高等専門学校卒、短期大学卒や大学中退などの人材

「What’s スクール・トゥ・ワーク? vol.17」開催のお知らせ

「What’s スクール・トゥ・ワーク」と題して、当団体の活動概要と活動の背景(問題意識)をご説明するイベントを、毎月第2週目の火曜日と第4週目の火曜日(火曜日が休日・祝日の場合は水曜日開催、イレギュラー開催の場合はご連絡をいたします。)の夜19時30分から20時30分までに定期的に開催いたします。

当団体の活動内容に少しでも興味がある方は、ぜひとも一度遊びにいらしていただければと思います。

【開催概要】
開催日時:2019年11月12日(火)19時30分~20時30分
開催場所:一般社団法人スクール・トゥ・ワーク(株式会社スーツ内)
東京都千代田区九段南4丁目6番13号ニュー九段マンション301号
https://bit.ly/2QKmsMS
参 加 費:無料
※少人数での開催を想定しています(5名程度)

当日スケジュール
受付開始19:20~
1.スクール・トゥ・ワークの活動概要
2.スクール・トゥ・ワークの活動の背景(問題意識)
3.参加者とのディスカッション

ハッシャダイ×スクール・トゥ・ワーク公開イベント第1弾 「高卒人材の就職に関する有識者トークセッション」(その8)

2019年4月24日に開催された株式会社ハッシャダイと当団体のコラボイベント「高卒人材の就職に関する有識者トークセッション」の様子をレポートとしてまとめました。

今回のイベントでは、官公庁、学校の現場、ビジネスや非営利セクター等、各界の若手キーパーソンによるパネルディスカッションを通じ、もはや避けては通れない日本社会の大きな課題である「高卒就職」について議論を深めました。「高卒就職」について、公開の場で多面的に議論される機会は極めて稀。来られなかった方にもイベントレポートとしてシェアさせていただきます。なお、発言者名については敬称を省略して表記しております。

前回 ハッシャダイ×スクール・トゥ・ワーク公開イベント第1弾「高卒人材の就職に関する有識者トークセッション」(その7)

古屋
「一人一社制」の話については、皆さんも引っかかるところあるとは思いますが、いずれにしても、マッチングが行われる場が作られるという意味では、歴史に学びますと、新卒大卒マーケットができた理由というのも、単純に高度経済成長以降、企業のニーズがめちゃくちゃ増えたことによって、その場ができてきたんですよね。

結局、需要があってマーケットができるので、高卒人材をIT企業がもっと採用したいみたいな話が出てくると、それによって動くんじゃないかなという気がしています。

実はその、民間企業が高卒マーケット参入してみようかみたいな、そこに法規制ないのかみたいな議論が2002年か2003年の小泉内閣の時にされていてます。その時にリクルート社が厚生労働省の課長とディスカッションをしていて、その場で厚労省の課長が、法規制が全くないので自由に参入してくださいというふうに言っていることも事実なんです。ということで、高卒人材需要も歴史的な高さになってきていますから、ここにいらっしゃっている人材ビジネス関係の方はぜひ、参入していただいて、ハッシャダイみたいな会社と組んで、非大卒のマーケットを広げていただければなと、こういうことを言ってよろしいでしょうか(笑)。

鈴木
確かに法規制はないんです。ただいろんな人から聞くといろんなところでボタンの掛け違いが、実は地方で生まれているという話を聞きました。これはちょっと国全体のシステムでなければ法律でもなければ規制でもない。この「一人一社制」という申し合わせでできた仕組みが、独り歩きしている部分があるのかもしれない。それをどうしようかなというのがちょっと今の検討課題ですね。

会場質問者③
3月まで中学教員をしていたものです。今日はありがとうございました。最後の方の話で、鈴木さんのところで、研究調査によって若者、子供等が承認欲求とか役に立ちたいという気持ちが高いというのは、生徒を見ていても思うところなんですけど。

その後、それが世の中に出た時に搾取されているというふうにおっしゃられたと思うんですが、その搾取、何となくイメージは分かるのですが、具体的にこうというのがあれば何かこう、現実とのギャップとはまた違う搾取という言葉がそうかなと思ったので、何かあれば教えてください。

鈴木
端的な言葉で搾取と言ってしまいましたけど、要は給与だったり、それから福利厚生というものについて、はっきり言って高卒、まあ給与格差がありましたけれども、高卒の方の給与が相当低いと。ただ本当は商業高校だって工業高校だって専門高校の方は相当スキル持っているので、最近では研究者、研究開発者の高卒の子たちを採用しているというところもあるところはあるんですが、まだまだそういうのは一部で、なかなかそういうやる気のある子たちを単純労働の場に就かせて、ずっと長時間労働かつ低賃金というところがありまして。

何でこんなことを言うかというと、我々、中央省庁にはいろんな業界から陳情書というのが来るんですね。そういう陳情書は我々からすると怒り心頭になるような内容もあって、中小企業で、これだけの給与で働かせたいのになかなか我々の方に来ない、どうなっているんだ、お前らの学校教育が悪いんだ、ということを言っていて。

それってどれぐらいの賃金で働かせているのかって、ちょっとネットで調べてみると、やっぱり1,000円以下だったりですね。福利厚生どうなっているのかとかネットで調べてみると、土日出勤も結構あって、いろいろネットで噂が流れているようなところから、平然と労基法を無視したようなところで、高校生を就職させろという声も上がってきているというのを見ると、子供たちはやる気があって社会に出るわけですね。ところが現実はそういう状況なんだというところがあります。

就職先という意味では、私はそういうところは、様々な会社や職種に広げていく必要もあると思います。一つの製造業、一つの飲食業だけじゃなくて、いろんな職種に高校生が活用できるというところがあれば、今は価値観が多様化する時代と呼ばれていますし子供たちも様々な価値観を持っていますので、そういった子たちのやる気に受け入れる事ができる、ということができるんじゃないかなというふうに思っています。

そういう意味で、若い労働力を搾取しているとは単純には言いたくないんですけども、なかなかそういう現状が生々しく我々の耳に入ってくる、目に入ってくるというところがあります。そういう意味で、高校生の子たちを上手く活用できるような場というのを、世界を広げていくというところを社会にしてもらいたいというのが、我々学校サイドの、教育サイドの人間としての望みです。

古屋
ありがとうございます。何か雑に扱われてるみたいな状況という……。とある超大手の会社から、高卒の子が何と呼ばれているかというと「技能さん」と呼ばれているという。大卒の人は全く同じ職場でも名前で呼ばれるんですね。高卒の子は皆「技能さん」と呼ばれると。これはもう人権問題ですよね、本当言うとね。

「やりがい搾取」という言葉がありますけど、それ以外にもいろんなものがたぶん何か議論をしていかないといけないフェーズがあるんじゃないかと僕は思っていて。これだけ外国人を受け入れてまで、日本は人材不足になっているわけですから。そこの力もっと使いましょうよっていうのが、私の言いたいことでもあります。

会場質問者④
すみません、質問しようか凄く迷いながら、いろいろ話を聞きながら最後に意見を言いたいなと思いました。高校教員をしております。私が今いる高校は、偏差値で言うと70近く、全ての子が大学に向かうという子供たちを目の前にいつも国語の授業をやっています。それを見ていると、本当にハッシャダイさんのインターンに参加する高卒の方たちの、学ぶ姿勢ってすごくて。でも自己肯定感がすごく低くて。それに対して、いや君たちできるんだよ、言葉の力で人生変えられるんだよということを、たった2時間なんですけれども一回教育することによって、本当に1時間で目の色を変えて学ぶようになる。

本当に多様性のある子供たちが、可能性の無いまま放置されている現状というものが酷すぎる。私はいつも怒りを持っています。

そこで自分の意見を言って終わってしまうというところで、何の解決策も無いかもしれないんですけど、一点非常に私が危惧しているのが、教員の多様性の無さだと思っています。

教員免許を取れる人間っていうのは、ある程度学力があってある程度経済力があって、そしてもう一つ、高校時代にすでに教員になろうと決めた子しか教員免許は取りません。また、今、教育実習生と私面接してきたんですけれども、要はもう就職期間中に教育実習を選ぶ踏み絵を踏んだ子しか教員にはなれないんですよ。そういった免許制度といったもの。例えば勝山さんは中卒だけどこのまま高校生の教壇に立ったらすごく良い先生になると思うんですね。

そういったところで、私個人が何を言っても変わらないかもしれないですけれども、教員の多様性を担保するような政策、国の側に入っていらっしゃる方がいらっしゃるので、ぜひとも一意見として聞いていただければと思い、最後に手を挙げさせていただきました。どうもすみません。

古屋
ありがとうございます。最後に素晴らしい意見にて良い感じにしまったところで、本日はありがとうございました。

(拍手)