メッセージ

「高校就職改革“実行”計画」を提言する

求められる実行計画 高校生の就職者は毎年20万人前後。大学卒は約45万人であり、高校卒の約20万人は決して少ない人数ではないことがわかる。企業の採用意欲も高く、2021年卒で2.08倍の求人倍率(厚生労働省調査)であり、これは大学卒の1.53倍と比較して高い(リクルートワークス研究所調査)。特に地方のものづくりの現場においては中核的な役割を果たしている。...

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高校卒就職の視点から見た、新型コロナウイルスの影響と懸念点

新型コロナウイルスによって緊急事態宣言が出る中、学校や企業にも大きな影響が出ています。そんな中で「9月入学制」についての議論なども出てきています。今回は、私たちスクール・トゥ・ワークが活動してきた、高校卒就職の観点から見た新型コロナウイルスの影響について、浮かび上がってきている問題点を整理し、問題提起をしたいと思います。   1.学校・生徒における懸念点 (1)進路指導の時間の減少...

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『早活人材』が作る、日本の未来【年度始め所感】

  『早活人材』を知っていますか? これまで「非大卒」と呼ばれていた高校卒就職者を中心とした社会人たちを  ◎ 早く職場で活躍している  ◎ 早く社会で活動している  ◎ 早く就活をした など、「早く社会に出た」という“事実”に焦点を当てた言葉です。 私たちスクール・トゥ・ワークは、これまで「大卒」が理想であるという価値観のもと、「大卒ではない」=「非大卒」と言われていた『早活人材』が、もっとわくわく活躍できるようになるために、どのような社会であるべきかを考え、一歩一歩取り組んでいます。...

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元非大卒人材の僕

学生及び早活人材に対するキャリア教育事業等を行う一般社団法人スクール・トゥ・ワークでは、2019年1月22日から3月31日までに、主に中学校卒・高等学校卒・専門学校卒・高等専門学校卒・短期大学卒や大学中退などの人材と定義される「非大卒人材」に代わる新名称の募集をしておりました。 応募総数166個の中から、当団体で事前審査を行い、7月13日に開催したイベント「ハッシャダイ ×...

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非大卒人材の新たな呼称、「早活人材」について

 スクール・トゥ・ワークでは、これまで日本社会において「大卒」との比較によって「非大卒」と呼ばれてきた若い世代の人々を「早活人材」と呼んでいます。これは、学歴や学校歴によって個々人のポテンシャルや力を表現するのではなく、「早期就職活動人材」、「早期職業活動人材」や「早期活躍人材」といった自分が起こした“アクション”に対する略称として表現したものです。 つまり、「早活人材」とは、「キャリアを早いタイミングで選択した人」という時間軸に重きを置いたものでもあり、若者が主体的にキャリアを選択したといえる名称と考えています。  ...

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高卒就職、「一人一社制」は必要か

高卒就職、「一人一社制」は必要か (総動員体制下で制定された“労務調整令”。80年前に作られた斡旋体制が、2019年現在も高校生の進路選択を拘束している)   高校生就活の3つのルール   高校生の就職活動は、大学生の“就活”とは大きく異なることをご存じだろうか。合同説明会も、インターンシップ説明会も存在せず、「内定長者」やESを何社分も書く、といったものもない。 そして現代の就活で見ない大学生はいないであろう大規模な「就活ポータルサイト」も存在しない。  ...

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変わる?学校から仕事への第一歩(第12回 スクール・トゥ・ワーク)

一般社団法人スクール・トゥ・ワークの設立を記念して、当団体の活動の目的と背景を知ってもらうために、当団体の代表理事の古屋さん、監事の小松さんと事務局スタッフで非大卒人材の奥間さんと、座談会形式で、「変わる?学校から仕事への第一歩」の連載をお送りしています。 前回 変わる?学校から仕事への第一歩(第11回 初任給の格差)  小松: 全12回にわたり「変わる?学校から仕事への第一歩」をお送りしてきましたが、読者の皆さんはお楽しみいただけたでしょうか?...

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変わる?学校から仕事への第一歩 (第11回 初任給の格差)

一般社団法人スクール・トゥ・ワークの設立を記念して、当団体の活動の目的と背景を知ってもらうために、当団体の代表理事の古屋さん、監事の小松さんと事務局スタッフで非大卒人材の奥間さんと、座談会形式で、「変わる?学校から仕事への第一歩」の連載をお送りしています。 前回 変わる?学校から仕事への第一歩(第10回 就職先企業の規模)   同じ仕事でも初任給に差が… 小松:...

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非大卒人材のトリセツ(第3回 非大卒人材の育成方法 前編)

「非大卒人材のトリセツ」の第3回は、「非大卒人材の育成方法」について記載したいと思います。少し長くなってしまったので、総論・各論に分けて、前編・後編でお送りします。 前回 非大卒人材のトリセツ(第2回 非大卒人材の可能性) 前回の「非大卒人材の可能性」では、1.若さ ~ 若者の4年間を有効活用できる ~、2.柔軟な対応力を長所として挙げさせてもらいました。また、「長所は短所の裏返し」とも言われるように、これらの長所の裏返しとして、非大卒人材の短所でもある知識不足についても指摘させてもらいました。...

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変わる?学校から仕事への第一歩(第10回 就職先企業の規模)

一般社団法人スクール・トゥ・ワークの設立を記念して、当団体の活動の目的と背景を知ってもらうために、当団体の代表理事の古屋さん、監事の小松さんと事務局スタッフで非大卒人材の奥間さんと、座談会形式で、「変わる?学校から仕事への第一歩」の連載をお送りしています。 前回 変わる?学校から仕事への第一歩 (第9回 地域格差) 就職先企業の規模 小松:...

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変わる?学校から仕事への第一歩 (第9回 地域格差)

一般社団法人スクール・トゥ・ワークの設立を記念して、当団体の活動の目的と背景を知ってもらうために、当団体の代表理事の古屋さん、監事の小松さんと事務局スタッフで非大卒人材の奥間さんと、座談会形式で、「変わる?学校から仕事への第一歩」の連載をお送りしています。 前回 変わる学校から仕事への第一歩(第8回 ハローワークの役割) 就職活動における「地域格差」 小松: 第9回のテーマは「地域格差」です。古屋さんは岐阜県出身、奥間さんは沖縄県出身ですが、地域格差についてはどのようにお考えですか? 奥間:...

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非大卒人材のトリセツ(第2回 非大卒人材の可能性)

「非大卒人材のトリセツ」の第2回は、「非大卒人材の可能性」について記載したいと思います。 前回 非大卒人材のトリセツ(第1回 はじめに) 初回に記載をさせてもらったとおり、私が経営する経営コンサルティング会社のスーツ社では、主に中学校卒、高等学校卒、専門学校卒、高等専門学校卒、短期大学卒や大学中退などの人材と定義される「非大卒人材」のうち高卒人材2名を経営コンサルタントとして採用しています。...

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変わる学校から仕事への第一歩(第8回 ハローワークの役割)

一般社団法人スクール・トゥ・ワークの設立を記念して、当団体の活動の目的と背景を知ってもらうために、当団体の代表理事の古屋さん、監事の小松さんと事務局スタッフで非大卒人材の奥間さんと、座談会形式で、「変わる?学校から仕事への第一歩」の連載をお送りしています。 前回 変わる学校から仕事への第一歩(第7回 現在のキャリア教育)   人や地域によって距離のある「ハローワーク」 小松: 第8回のテーマは「ハローワークの役割」です。2人はハローワークには行かれたときありますか?   古屋:...

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変わる学校から仕事への第一歩(第7回 現在のキャリア教育)

一般社団法人スクール・トゥ・ワークの設立を記念して、当団体の活動の目的と背景を知ってもらうために、当団体の代表理事の古屋さん、監事の小松さんと事務局スタッフで非大卒人材の奥間さんと、座談会形式で、「変わる?学校から仕事への第一歩」の連載をお送りしています。 前回 変わる学校から仕事への第一歩(第6回 離職した若者はどこへ行くのか) 現在のキャリア教育はどうなっているのか 小松: 第7回のテーマは「現在のキャリア教育」です。...

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変わる?学校から仕事への第一歩(第6回 離職した若者はどこへ行くのか)

一般社団法人スクール・トゥ・ワークの設立を記念して、当団体の活動の目的と背景を知ってもらうために、当団体の代表理事の古屋さん、監事の小松さんと事務局スタッフで非大卒人材の奥間さんと、座談会形式で、「変わる?学校から仕事への第一歩」の連載をお送りしています。 前回 変わる?学校から仕事への第一歩(第5回 「七・五・三」現象) 離職した若者はどこへ行くのか。 小松: 第6回のテーマは「離職した若者はどこへ行くのか」です。前回、古屋さんがこの点のデータはないとおっしゃっているにも関わらず、この点を深堀りしていきたいと思います(苦笑)。...

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非大卒人材のトリセツ(第1回 はじめに)

一般社団法人スクール・トゥ・ワークの監事をしております小松です。私は、普段は、株式会社スーツという時価総額100億円以下の中堅企業・中小企業・小規模事業者など中小企業等に対して経営支援をする、いわゆる経営コンサルティング会社を経営しています。...

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変わる?学校から仕事への第一歩 (第5回 「七・五・三」現象)

一般社団法人スクール・トゥ・ワークの設立を記念して、当団体の活動の目的と背景を知ってもらうために、当団体の代表理事の古屋さん、監事の小松さんと事務局スタッフで非大卒人材の奥間さんと、座談会形式で、「変わる?学校から仕事への第一歩」の連載をお送りしています。 前回 変わる?学校から仕事への第一歩(第4回高卒の就職率) 「七・五・三」現象・・・入社後3年で中卒は7割、高卒は5割、大卒は3割辞める! 小松:...

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変わる?学校から仕事への第一歩 (第4回 高卒の就職率)

一般社団法人スクール・トゥ・ワークの設立を記念して、当団体の活動の目的と背景を知ってもらうために、当団体の代表理事の古屋さん、監事の小松さんと事務局スタッフで非大卒人材の奥間さんと、座談会形式で、「変わる?学校から仕事への第一歩」の連載をお送りしています。 前回 変わる?学校から仕事への第一歩 (第3回 高校生の就職制度) 高卒の就職率 小松:...

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変わる?学校から仕事への第一歩 (第3回 高校生の就職制度)

一般社団法人スクール・トゥ・ワークの設立を記念して、当団体の活動の目的と背景を知ってもらうために、当団体の代表理事の古屋さん、監事の小松さんと事務局スタッフで非大卒人材の奥間さんと、座談会形式で、「変わる?学校から仕事への第一歩」の連載をお送りしています。 前回 変わる?学校から仕事への第一歩 (第2回 大卒人材と非大卒人材の分断 後編) 高校生の就職制度 小松:...

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新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。 今年は2019年。21世紀も、はや5分の1まで来ました。箱根駅伝の往路でいえば今年の元旦は、一区の最終盤、東京都と神奈川県の境にかかる六郷橋を過ぎたあたりでしょうか。...

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変わる?学校から仕事への第一歩 (第2回 大卒人材と非大卒人材の分断 後編)

一般社団法人スクール・トゥ・ワークの設立を記念して、当団体の活動の目的と背景を知ってもらうために、当団体の代表理事の古屋さん、監事の小松さんと事務局スタッフで非大卒人材の奥間さんと、座談会形式で、「変わる?学校から仕事への第一歩」の連載をお送りしています。 前回 変わる?学校から仕事への第一歩(第2回 大卒人材と非大卒人材の分断 前編) 大卒就職者と高卒就職者の分断 小松: 大卒人材と高卒を中心とする非大卒人材という2つのコミュニティーの分断についてはいかがでしょうか? 古屋:...

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変わる?学校から仕事への第一歩 (第2回 大卒人材と非大卒人材の分断 前編)

一般社団法人スクール・トゥ・ワークの設立を記念して、当団体の活動の目的と背景を知ってもらうために、当団体の代表理事の古屋さん、監事の小松さんと事務局スタッフで非大卒人材の奥間さんと、座談会形式で、「変わる?学校から仕事への第一歩」の連載をお送りしています。 前回 変わる?学校から仕事への第一歩(第1回 はじめに)  小松: 第2回ですが、大卒人材と非大卒人材の分断がテーマです。...

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変わる?学校から仕事への第一歩(第1回 はじめに)

一般社団法人スクール・トゥ・ワークの設立を記念して、当団体の活動の目的と背景を知ってもらうために、当団体の代表理事の古屋さんと、事務局スタッフで今、一部のネットで話題の非大卒人材の奥間さんと、座談会形式で、今後「変わる?学校から仕事への第一歩」の連載をお送りしたいと思います。 小松:...

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可能性は無限大。現役パラレルキャリアが語る現代キャリアの歩み方

  高度経済成長期を支えた雇用制度「終身雇用」は今まさに終わりを迎えようとしている。 海外に目を向けると、1人の人財が複数のプロジェクトを掛け持つパラレルキャリアが一般的になりつつあり、その流れがまさに日本でも巻き起ころうとしているのだ。こうした背景の中、国内でいち早くパラレルキャリアを歩んだ若者が弊団体パートナー ヘッドクォーターの築嶋だ。 大学時代より個人事業主、団体設立を進め、卒業と共にAcroforce株式会社を設立。現在では、並行して株式会社Liberal...

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ブログメディアを開設します。

一般社団法人スクール・トゥ・ワークのブログメディアを開設します。 若い世代が元気ないと言われますが本当にそうでしょうか?日本の未来は暗いから、若者の未来も暗い? いえいえ、すでに日本には異彩を放つキャリアを歩みだしている若い世代が生まれています。スクール・トゥ・ワークは若い世代が学び、教えるためのプラットフォームを目指す活動のなかで、たくさんの若い世代と対話していきます。...

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