【早活人材もりかわが行く!】第1回:高卒公務員からITの世界へ。

こんにちは。スクール・トゥ・ワークのもりかわです!!

この度、ブログの新企画となる【早活人材もりかわが行く!】を始めました。

こちらのコーナーでは、早活人材である僕が社会で活躍している同志(早活人材)のみなさんにインタビューをする企画となっております。

最終学歴別就業人口によれば、高校卒は25%、早活人材は過半数(51%)になりますが、例えば高校就職では“県外”に就職した高卒就職者はわずか18.8%(全国平均)であったり、高卒就職者は85%がハローワーク・学校の斡旋で就職であったりしている実態があります。さらには、高卒就職者の業種別割合では、製造業40%に対し、情報通信業はわずか1%となっているなどあります。

そのため、早活人材の多くは、活躍できるポテンシャルがあるにもかかわらず、キャリアのモデルケースが少ないこともあり、選択肢が狭まってしまっていると思います。

このインタビュー企画を通じて、一人でも多くの早活人材のみなさんに、自分のキャリアについて考えてもらえるようにしたいと考えています!

僕は、高校卒業後、芸人と活動をして、今は就職し、キャリアアドバイザーという変わった経歴を持っています。元芸人らしく(?)面白いトークで今を輝く早活人材の魅力を引き出したいと思います。

記念すべき第1回は高卒公務員からITエンジニアへとキャリアチェンジをされた、野原 素子22歳(のはら もとこ)さんにインタビューをしていきます!

森川
森川
スクール・トゥ・ワークの森川です!
本日は宜しくお願いいたします!!
宜しくお願いしま〜す。
野原さん
野原さん

やや緊張気味な野原さん

森川
森川
早速、野原さんのキャリアについてお伺いできればと思います!
現在はどういったお仕事をされているのですか?
今はIT企業でエンジニアとして働いています。
主にプロジェクト支援で客先に常駐をして仕事をしてます!
野原さん
野原さん
すっかり大人っぽくなっている…
最初に会った時はまだ未成年だったような。

※実は数年前に転職の相談で野原さんと初めて会いました。

森川
森川
森川
森川
改めてですが、野原さんの経歴についてたくさん教えてください!まず、高校時代とかはいかがでしたか〜?
う〜ん。これといってすごく変わっている生徒とかでは無かったと思います(笑)。
ただ、学校の制度が面白くて必修科目以外は自分で好きな授業を選択できるという制度でしたので自分の気に入った分野を選んで勉強をしていました。
あとは帰宅部だったのでつけ麺屋でアルバイトをしてました。
野原さん
野原さん
森川
森川
へえ〜!珍しいですね!
そう言えば結果としてその後は公務員になっていますよね?
当時は進学とか考えなかったのですか?
よく言われるのですが、当時は大学などに進学すると言う気持ちは全く無かったです。
したくないという訳ではなかったのですが、進学をしてまで勉強したいということが無かったに近いです。
それであれば早く働きたいと思っていました。
野原さん
野原さん
森川
森川
なるほど。
僕は進学できる程の頭が無かったのですが、それとは大違いですね。
一応勉強に関してはできる方でした(笑)。
野原さん
野原さん
森川
森川
…。
そしたら先生が公務員を勧めてくれて、目指すということになりました。
野原さん
野原さん
森川
森川
それで実際に合格できるのもすごいですね!
もちろんたくさん勉強をして、対策をしました。
公務員になった経緯はこんな感じです。
野原さん
野原さん
森川
森川
すごいですね〜。
公務員といってもたくさんありますが野原さんはどんなことをやっていたのですか〜?
簡単に言うと、税務職員です。国税局とか聞いたことないですか?
野原さん
野原さん
森川
森川
あ、なんとなくわかります(笑)。
高卒でもそういうところに入れるのですね!

~公務員時代~ 

森川
森川
ふと思ったのですが、なんで辞めてしまったのですか?
気になりますよね(笑)。
実は働いている中で少し体調を崩してしまって。
そこからキャリアについて考えるようになり、思えば先生に勧められて公務員になったのですが、自分の将来だしせっかくならしっかりと考えてみようと思って退職をしました。
野原さん
野原さん
森川
森川
そう言う背景があったのですね・・
ってか、すごいしっかりしてますね!
僕が19歳の時って芸人をやってて…
悲しくなるのでやめときます。

ネタ作りをするはずが気が付いたら風船サッカーをやっていた芸人時代の話など恥ずかしくてできない。

森川
森川
辞めた後はどういう経緯でITの世界に飛び込んだのですか?
いきなりITを考えていた訳ではなく、最初は事務職で考えてました。
だけど事務職って正社員だと求人が少なかったりして、一度考え直そうと思った時にITと言う選択肢が出てきました。
野原さん
野原さん
森川
森川
そこで悩まずにすぐ行動できるのがすごいですね!
もちろん不安もあったので勉強をしながら転職活動をして入社をしました。2社くらい受けたのですがすぐに決まりました(笑)。
野原さん
野原さん
森川
森川
それもすごいですね!(笑)
まあ、企業としても野原さんみたいに明るくて素直な方がきたら嬉しいですよね。

褒めたのですが一切聞いてない野原さん。

森川
森川
IT業界で働いてることは高校時代の友達とかも知っているのですか?
知っていますよ!
みんなに驚かれます(笑)。
野原さん
野原さん
森川
森川
まあそうですよね。
僕も周りから驚かれます。
友達いないけど(小声)。
…。
野原さん
野原さん
森川
森川
ちなみに今の職場だと野原さんは若い方ですか??
現場だと一番若いですね!
もうじき後輩とか来ると思いますが…
野原さん
野原さん
森川
森川
すごいですね!
ITだと専門用語とか多いと思うのですが、野原さんなりの秘訣とかあるのですか?
う〜ん。
分からない単語はひたすらネットでググります(笑)。
わかったフリをしないのが大切ですね!
野原さん
野原さん
森川
森川
さすがですね!!
僕も今の仕事を始めるまで、ビジネス用語とか全く分からず調べまくってました。
結構歳上の先輩が多いので皆さん優しく教えてくれます。
IT業界って言うと結構難しいイメージを持たれる人が多いですがやってみると意外とできますよ!
野原さん
野原さん
森川
森川
お〜!
ぜひ同世代の女性へ発信をお願いします!
仕事をする上で高卒という部分も関係ないですか?
はい!
私自身は実務において関係ないとまでは言わないですが、スキルを身に付けられるかは自分次第なので学歴が邪魔をするなんてことは感じないです。
野原さん
野原さん
森川
森川
いいですね〜!
IT業界はまだ高卒などは少ないのが現実ですからもっともっと増えるといいですね!
特に女性はまだ多くはないので入ってきて欲しいです!(笑)
野原さん
野原さん
森川
森川
確かに!
まだ7:3くらいの割合ですからね〜。
では最後に今後の抱負とかあれば教えてください!
人生の目標とか!(笑)
目標…
休日にモンハンをしたいのでプレステ4を買いたいです。
野原さん
野原さん
森川
森川
え…。
ちょっとゆるすぎますか?(笑)
野原さん
野原さん
森川
森川
だ、だいぶゆるいですね。
キャリアにおいての目標とかはないですか?
そうですね〜。
IT系ってとにかく関連資格がたくさんあるので、今はそれらを取得したいという気持ちがあります!
どちらかというと、一歩一歩を着実にこなしていくタイプなので!
野原さん
野原さん
森川
森川
資格!
確かにITは資格がたくさんありますもんね!
実務に直結するものが多いと思うで、たくさん取得して損はないですね!
はい!
あとは自分と同じように未経験の女性が現場に来たら、サポートできるくらい仕事ができるようになりたいです。
私もたくさん助けてもらったので!
野原さん
野原さん
森川
森川
さ、さすがです!!
まだ女性が少ない業界なので、そういう人がいたらすごく助かると思います!
これから入ってくる女性のロールモデルになるって素敵ですね!


※ちなみに取材から数日後、人生の目標を達成された模様です。

森川
森川
あ、最後に2人で写真を撮りたいです!
このコーナーのポーズとか決めてやりたい!
ポーズ?
どんなのですか?
野原さん
野原さん

早活人材ポーズ

インタビュー企画の記念すべき初回は公務員からITエンジニアへキャリアチェンジをされた野原さんでした!

お話をして思うのが、とにかく明るくて素直!!未経験の分野でも活躍されている理由が少しわかった気がします。

先のことばかり考えるのではなく、目の前のことを着実にこなしていくタイプはまさに川下りキャリアと言えます。

【早活人材もりかわが行く!】では今後も社会で活躍をする早活人材にたくさんインタビューをしていこうと思います。

次回もお楽しみに!

ハッシャダイ×スクール・トゥ・ワーク公開イベント第1弾「高卒人材の就職に関する有識者トークセッション」(その5)

2019年4月24日に開催された株式会社ハッシャダイと当団体のコラボイベント「高卒人材の就職に関する有識者トークセッション」の様子をレポートとしてまとめました。

今回のイベントでは、官公庁、学校の現場、ビジネスや非営利セクター等、各界の若手キーパーソンによるパネルディスカッションを通じ、もはや避けては通れない日本社会の大きな課題である「高卒就職」について議論を深めました。「高卒就職」について、公開の場で多面的に議論される機会は極めて稀。来られなかった方にもイベントレポートとしてシェアさせていただきます。なお、発言者名については敬称を省略して表記しております。

前回 ハッシャダイ×スクール・トゥ・ワーク公開イベント第1弾「高卒人材の就職に関する有識者トークセッション」(その4)

古屋
今日もたくさんの方がいらっしゃっていますが、高校を卒業して今活躍している、苦労をしながら仕事をしている若い人と話しをすると、好奇心が旺盛なんですよね。とりあえず何かをやってみて、向いていなかったら辞めればいいみたいな。そういうパラレルワーカー、インデペンデントワーカーみたいなかっこいい言い方がされていますが、彼らはそういう感覚ですね。感触を受けていていると思うんですよね。

ある種、何も捨てるものが無いのかもしれません。考えが変に凝り固まっていない。

勝山
大学生ってその学部によって、経済を学んできたからこういう仕事に就かないといけないとか、そういうのがあったりするのでしょうか。

山田
そんなにはないかとは思っているものの、学歴のバイアスとかはあるかと思っています。せっかく東大出たんだから、せっかく早稲田出たんだからみたいな話は割とあるかと思っています。

私の前職が古屋さんと同じ会社だったんですが、それこそ東大卒や早稲田卒がいますが、入ってやることはテレアポや飛び込み営業も普通にあります。だいたい就職のタイミングで面接官に言われることは、この会社に入ればすごいことができるよとか、企業のコア人材になれるよみたいなことを言われて、入社して3日で400件テレアポをやって、これ絶対に繋がってないでしょみたいなこととかは割とあるかなとは思っています。

勝山
そう考えると僕の場合は、大学を出ていないので、基本的なスタンスで言うと面白そうだったら何でもやりますよというスタンスでした。こういうのをやったら成長できる、それだったらやりますよっていうスタンスなんですけど。ヤンキーインターンの子たちもそうなんですよね。

久しぶりに面談をしたんですけれど、半年後とかどうしたいって言った時に、就職したいですと。どういう企業に就職したいのと聞いたら、別に名前がすごい有名な企業や給料がめちゃめちゃ良い企業に行きたいわけではないんですと言っていました。まだやりたいことは正直分からないんですが、5年後10年後に、自分がしっかりと成長できるような会社に行きたいですと言ってました。とりあえずやってみないと分からないんですって言う子がすごく多いんですよね。そうなった時にフラットな考えで、成長だけを追い求めている子たちって結構多いんじゃないかなっていうのは感じますね。

古屋
僕も本業で3月に50人ぐらい、20代の社会人にインタビューしたんですが、振り返ってみるとやっぱり、最初の進路選択の時に、親との関係で大企業に行かざるを得なかったとか、商社に行かざるを得なかったとか、そういうのって振り返ってみるとすごく後悔に繋がっているんですよね。

そのような外形じゃなくて、これを自分がやりたかったみたいな事を追求できているかどうかというファクターは、実は今後の世の中においてかなり重要になってきているんじゃないかなという気がすごくしています。今の話は、僕の中ではすごく腑に落ちました。

企業における活動、人材育成や強み弱みみたいな話をしたんですけれど、もうちょっと思考のレイヤーを上げて、これからどうなっていくかって話をちょっとしたいなと思っています。

今、インダストリー4.0とか、ソサエティー5.0みたいな話がありますが、高校生が就職する先というのは、今8割以上の方が自分の住んでいる県に就職しているんですね。就いている職業としては、40%以上が製造業という訳です。大卒は10%弱ですので、何でこんなに差があるのかよく分からないんですね。

産業構造は変化しているわけですから、情報通信業にもっと行っていいと思うんですけれど、情報通信業に行く高卒の方って1%程度なんですよね。大卒は8%から10%います。高卒人材ってもっと選択を幅広くできるんじゃないかなと僕は思っているというのが、このテーマ4なんです。まさにそのドンピシャの事を考えている米山さんがいるので、ちょっと話を聞いてみたいと思います。

米山
まず、簡単に言うと雇用って両極化ってしているんですね。まさに、低スキル中スキル高スキルと便宜的に置いていて、アメリカなんかではより顕著なんですけど、中スキルと言われるところがかなり人数として減っている。

中スキルで一番減っているところは何なのかと言うと製造業なんですよね。低スキルと高スキルのところが増えているというのが現状です。

勝山さんも工場でも働かれたとおっしゃられてましたけれど、やっぱり高卒の方で、工場に行かれる方はある程度良いラインだと思うんですよね。でもそこってめちゃくちゃ減りますよっていうのが起こるということです。

なので、じゃあどうしたらよいのかというと、この産業構造の変化っていうところとリンクしているんです。先ほど言ったように増えているところは何なのかと言うと、高スキルの方で言うと、技術職、専門職や経営者みたいなところで、これは便宜的に分けているところです。低スキルの方で言うと、医療サービスとか含めた接客のところですね。というのが、ここが増えているところです。

じゃあその産業構造全体として、経産省の立場としてというところも含めてですが、じゃあどうしたいのかと言うと、特にアメリカとの比較で言うと、この低スキルと高スキルのところが伸びています。これあとで見ていただくようになるんですけれど、日本は、高スキルの伸びが弱いんですね。つまり、低スキルの方は正直に言うと同じように伸びていたりするんです。中スキルの製造とかの減りは、アメリカの方が減っていたりするし、事務職のところが違ったりとか細かいところはあるんですが、高スキルの方の伸びが日本は弱い。

そこも伸びの貢献し得るところとしての高卒人材の可能性というのはものすごい。

古屋君が言っていましたが、やっぱりどうしてもまだまだ一人一社制とかもあってかもしれませんが工場なんかがけっこう良いところですよね。という中でいろいろマッチングしていくっていうところで、学校だとかでも紹介されていましたが、どうしてもそこに閉じている世界がまだまだあるんじゃないかと思っています。技術職や専門職とかに繋がっていくようなパスっていうのが、なかなか見えてないんじゃないかと思っています。

ここは大卒も含めて、ここを厚くしていくというのが非常に重要な中で、高卒のところの伸びというのは意義あるんじゃないかというのが、私個人としてもかなり考えているところです。

古屋
米山さんは個人的なテーマとして非大卒人材のキャリアを考えられないかと思っているんですよね。メインは確か高専と言われていると思うんですけれど、その辺ちょっと今どんな検討されているのか教えていただけませんか。

米山
検討というところまで正直まだいっていなんですが、まさに今目を付けているところとしてそういうところは高卒なんかと似ているところがあると思っています。まず、高専のデータで言うと、こういう人たちって私大文系卒の人と比べると、年収も高いです。且つ、学びへの満足度も高いです。こういう人たちって、社会ですごく注目されているかとか、或いはすごいプレイアップされているかというと、これはなかなかされていないんじゃないかというのがあります。ここにどう光を当てていくのかなと考えています。

今までだと、普通って言い方はあれですけれど、メインと言うと大卒ですよね、みたいなある種の前提がある中で、それを崩すとしたらまさに高専卒の方はある意味で分かりやすいところで、実は技術系としての活躍度というのが非常に質が高いところがあり、そのあたりなんかも含めて考えていかなきゃなと考えています。

産業でもけっこうニーズが高まっているっていうのも正直なところで。高専卒なんかは本当にもう直の技術を持っていますってところなので、非常に高まっているので。そこを上手くどう支援できるかなっていうのは、私個人としては非常に大きなテーマとして考えていますね。

古屋
いろんな観点からお話しをしていただきましたが、新しい時代を迎えるわけですが、皆さんは、どうなっていくべきだと思っているのかなというのをお一人ひとりに聞いていきたいなと思っております。

山田
高卒がどうとかというところは、専門家なわけではないのであんまりよく分かんないんですが、学歴とかはあんまり関係が無いかなと思っていて、昔の産業構造であったり、情報格差みたいなところで高卒と大卒というのは一つの評価指標であったりだとか、フィルタリングのところだったのかなと思っています。そもそも世の中的に高卒がどうとか大卒がどうとかという議論が巻き起こらない、別にそこじゃないよね、みたいになっても良いんじゃないかなと思っています。

人事をやっていて思うところでいうと、人事は採用っていう文脈だけでいうと、基本的にはその会社にカルチャーフィットしていて、ビジョン共感していて、かつ活躍し得る人材を少しでも多く、目標人数を採用していくというのが基本ミッションだと捉えると、別に何かそんなに学歴とかつかと関係が無いというか、高卒の優秀な子だっているし、東大卒の出来が悪い子だっているしというように思います。もっと言うと、灘高卒や開成高校卒の、大学行く気も無いんだよね、みたいな子はけっこう良いし。そういう、もうちょっと多様性というか、そもそも概念がそこじゃないみたいなところになっていけば良いんじゃないかなとは思っています。

少なくとも人事をやっていて、そこがフィルタリングにはなり得ないかなと思っているので、きちんと世の中的に定着してくれば良いんじゃないかなと思っています。

台風19号接近によるキャリア教育セッション「キャリアボウル」開催延期のお知らせ

台風19号接近のため、開催延期して、開催日を12月7日(土)・8日(日)に変更します。

この度、学生及び早活人材[1]に対するキャリア教育事業等を行う一般社団法人スクール・トゥ・ワーク(所在地:東京都千代田区、代表理事:古屋 星斗)と大学生を中心に人材育成・就業支援を行う株式会社Beyond Cafe(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:伊藤 朗誠)は、台風19号接近のため、2019年10月12日(土)・13日(日)にBeyond Cafe本社で開催予定のキャリア教育セッション「キャリアボウル」を、12月7日(土)・8日(日)に開催延期することにいたしましたのでお知らせいたします。

本イベントですが、中央官庁・教職員・大学生・早活人材による、垣根を超えたキャリア教育セッションということで、イベント参加者から非常に期待の高いご評価をいただいておりました。

しかしながら、本イベント主催の当団体及びBeyond Cafe社は、台風19号が未だ強い勢力を維持して北上しているため、イベント参加者の皆様の安全確保を優先し、開催延期を決定いたしました。開催日は、12月7日(土)・8日(日)に変更いたします。

本イベントへのご参加を楽しみにしていただいている皆様には大変申し訳ございませんが、何卒ご了承いただけますと幸いです。

【イベント概要】
イベント名  Beyond Cafe × スクール・トゥ・ワーク 公開イベント第1弾
       「中央官庁・教職員・大学生・早活人材による、
       垣根を超えたキャリア教育セッション 「キャリアボウル」」
主   催  一般社団法人スクール・トゥ・ワーク  株式会社Beyond Cafe
開催日時   2019年12月7日(土)・8日(日)10時から18時まで
開催場所   Beyond Cafe本社(東京都渋谷区桜丘町21-4 渋谷桜丘町ビル3F)
参加料金   無料
内   容  12月7日(土)
       大学生インターンワーク開始
       チーム作成 / メンター決定 / アイデアソン / ヒヤリングタイム
       12月8日(日)
       大学生ワーク
       関係各位による大討論会

パネリスト及びファシリテーター経歴
1.橋本 賢二

キャリア教育研究家
1981年さいたま市生まれ。現役の国家公務員として人材育成などの人事関連の本業に従事する一方で、「キャリア教育研究家」として、子どもから大人までが自分の在り方を考えられ「キャリア教育」の普及・促進を目指して、教育委員会や学校法人、企業などで講演活動を行っている。

2.井波 祐二

都立小山台高校教員
1984年東京都江東区生まれ。明治大学卒業後、株式会社リクルートHRマーケティング(現株式会社リクルートジョブズ)入社。非正規雇用領域の採用コンサルティング営業に従事。2014年に退社し、GCDF-Japanキャリアカウンセラー資格取得。2015年より東京都立小山台高等学校(定時制)公民科教諭として勤務。公民科および「総合的な学習の時間」等の授業において、官公庁・企業・NPO・商店街組合などの外部機関と連携したキャリアデザイン授業やPBL型授業を実践中。

3.伊藤 朗誠

株式会社Beyond Cafe 代表取締役社長
1991年兵庫県尼崎市生まれ。関西大学卒業後、教育の機会格差を解決するために教育×ITのベンチャー企業に就職。2016年に「働くを夢中に」をテーマに、大学生のキャリア教育を行うコミュニティスペースBeyond Cafeを創業。現在会員数は2万人を超え、仙台、大阪、福岡にも支部を展開。これまでに個人として2,000人以上の大学生のキャリア支援に携わる。

4.古屋 星斗

一般社団法人スクール・トゥ・ワーク 代表理事
1986年岐阜県多治見市生まれ。一橋大学大学院(教育社会学)修了後、経済産業省入省。産業人材政策、クリエイティブビジネス振興、福島の復興、「未来投資戦略」の策定に携わり、アニメの制作現場から、東北の仮設住宅まで駆け回る。同省退官後、現在はライフテーマである、次世代の若者のキャリアづくりについて、民間研究機関にて研究を進める傍ら、対話型キャリアづくりを実践する一般社団法人スクール・トゥ・ワークを創設。「今、活かしきれていない若い力が、この国最後の切り札」であると確信し、若者が活躍できる環境を実現するため、実践から研究まで活動する。

5.築嶋 宏宜

一般社団法人 スクール・トゥ・ワーク 事務局長
1994年埼玉県川口市生まれ。立教大学文学部修了後、新卒採用系企業を代表取締役COOとして立ち上げ、一年で5都市に展開しキャリア教育を含む採用のサポートを実践。拡大と売却までを行う。現在は民間企業に勤める傍ら、興味関心度の高いキャリア教育事業を非ビジネスセクターから推進するべく、一般社団法人スクール・トゥ・ワークの創設から参画。若い力が未来で輝ける社会を実現すべく活動を続けている。

 

[1] 非大卒人材とも言われ、主に中学校卒、高等学校卒、専門学校卒、高等専門学校卒、短期大学卒や大学中退などの人材

プレスリリースファイル

2020’sの若者キャリア論(その4) 佐々木満秀(人と未来グループ 代表取締役)×古屋星斗(スクール・トゥ・ワーク 代表理事)

2020年代の若者キャリアはどうなっていくのか。今回は、高校新卒求人サイト「ジョブドラフト」を運営する株式会社ジンジブをグループ会社に持つ株式会社人と未来グループの佐々木満秀さんと対談します。

前回 2020’sの若者キャリア論(その3) 佐々木満秀(人と未来グループ 代表取締役)×古屋星斗(スクール・トゥ・ワーク 代表理事)

佐々木
学校に通っているうちは価値観を作るのは先生か親しかおらず、会社に入ってからは上司から会社の価値観を伝えていきます。客観的に人生観、職業観などを育てるための大学を作りたいんですが、古屋さんのような客観的な立場で、いろんな職業観を研究している方に、お話していただきたいです。固定観念や今までの社会の流れを単純に考えるだけじゃなくて、挑戦しないといけない社会になることは間違いありません。今の選択が成功か失敗か決まるのは今ではなく、最終的には自分の人生の終着点までに決まっていくものです。今は、「失敗の人生」と思わずに、大手企業、ブラック企業に入ることには否定しませんが、賢い方は賢いなりに挑戦をして、バカやからと諦めずに頑張っていって欲しいです。

勉強する機会をしっかり与えてあげて。僕もマネージャをやっていた時に、高卒である自分の知識差を痛感したことがありました。24歳で営業所長やってたんですが、今もバカなんですけど、その時はもっとバカだったんですよ。

自分で通信大学を申し込みました。経営者になりたかったので、「経営者になるために無知はあかんな」と。産能短期大学の経営学部という通信講座があって、100万くらいかかるんですが、日中は仕事、夜は勉強と続けました。マネジメント、心理学、営業、組織論、リーダーシップ、財務含めて、3年間くらい自分でやって、ようやく人並みになれたかなというのが27歳くらいでした。経営者と話ができるレベルになりました。

起業した時は、賢いとは思ってないですが人並みに経営のことはわかってるなと自信を持てたんです。あとは営業活動だけだったので。

困ったことはたくさんありましたけど、そういうことをもっとしたいなと思っています。

今、大学で目的もなく奨学金を半分くらい借りてきて、4年間で何を学んだかというのが残っておらず、大学時代の経験しか残っていなくてという方は、18歳くらいから昼間は稼ぎながら、勉強したい人は夜間で勉強してやっていくと、25歳くらいには家庭をもてる経済力がつきます。少子高齢化改善にも繋がります。自分一人でいたい人は生きていったらいいし、結婚したい人は、できるという自信が持てるようになってから、と。

そういうのができたらいいなというのが、日本の問題も含めて、全体的な僕の感覚なんです。

古屋
大学で学べることがないという問題意識が学校にもあります。専門職大学という来年からできる学校なので、2校しかないんですが、そのうちのひとつの専門職大学で、非常勤の客員講師をやることになっています。そこは大学なので昼間にやる学校ですが、非常に面白いことを言ってます。株式会社を大学の中に作って、学生に投資をする。起業したら単位をやるというしくみにすると言っています。イメージとしては、法人登記したら2単位、IPOしたら卒業という。おそらく文科省がノーと言うので無理なんですが(笑)、そういう思想なんです。

非常に面白いと思ったので客員の話を受けたんです。実務家教員を5割入れて、生徒数が学年200人で教員数300人と逆転してます。200人くらい実務家教員が入ってるので、実務を教えられる重厚な教育体制になっています。そういう大学がちらほら出てきつつあります。

しかし、そこはいわゆる4年制大学で、昼間に子どもが行く、稼いでいない人が行く大学なので、さらにもう一歩踏み込んで、18歳で挑戦的な進路を選んだ方々が、自分に足りないものを痛感したうえで通うような学校が、社会に必要だと思います。今は放送大学、産能大学さんしかないんですが。

若い高卒就職をした方で、大学には行きたくないが、大学院には行きたいという人がいます。なぜかと聞くと大学は遊ぶところだけど大学院は学ぶところだからと。

そういうコンセプトでそういう高卒の方が入れるような学校があったら、面白いんじゃないかなと。学位はいらなくて。

佐々木
僕が親やったら、それやったら行けと言います。

古屋
一言で言えば、現場で働いていていらっしゃる方の大学に対するイメージが悪すぎるんです。

佐々木
本気で勉強したいやつは、やらないといけないですが、今の大学入学のやり方で普通にいくというのは、賛成できません。

古屋
私も教育社会学を学ぶために大学院まで通っているので、自分のことを棚に上げて言っていますが(笑)。

佐々木
僕の考え方が良いか悪いかは別にして、結局は行動に起こさなければならないんです。百の理屈より一の行動です。結果を作らなければ世の中の悪になってしまいます。

これは経営者としても心掛けていることですが、会社の価値観や理想を掲げ、これで赤字を作り続けるのは悪だと思ってます。

今日意見を伺わせていただいて、良い味方というか同志のような感じがして嬉しいですが、本当に学校を作らなければならないと思っています。本当にこの社会を変えるようなしくみを、行動と習慣を作らないといけない。命懸けてもいいと思っています。

企業側は、企業弱者と言われるような中小企業はこれから採用で困るんじゃないか な。99.7%は中小企業ですので。

中小企業の中にも、もっと良い技術やサービスや商品を生み出す企業はいっぱいあるのですが、人材の問題が一番課題なんです。日本の民間企業でも人材支援をしている会社がありますが、それらの企業のターゲットは全部金持ち企業じゃないですか。

古屋
そうです、全部金持ちです。単価が高いので。

佐々木
僕は地方、中小企業などに高卒人材を本当に届けるのなら、馬鹿だけれど可能性があるやつらを、もっと地域や中小企業に送り出さないといけない。これが課題だったんです。

うちも20年培ってきた資産があるので。実はこう見えて僕の自慢は、「やるというものは絶対にやる」ことです。帝国データバンクってあるじゃないですか。あれで日本一の中小企業に絶対なるということだったんです。

一応日本一にはなったんです。7年前にスコアが75になり、純資産がたくさんあったんです。自己資本比率が85%までいき、無借金でずっとやってました。超優良企業だったんです。絶対に潰れないと言われました。

古屋
潰れようがないでしょうね。

佐々木
3年間売り上げ0円でも潰れないような感覚です。

そうなったのをどうしようかな、と考えたのが7年くらい前です。社会のためにもっとやりたいということをだいぶ本気で考え出して、社員のためも本当に考え出して、僕が100%オーナーの会社なので。

古屋
勝ち逃げですね。

佐々木
そう、勝ち逃げ。僕は中小企業で、二極化のどちらかというと負け組と言っていいのか分かりませんが、こちら側の人や企業や地域の支援ができるような人材ビジネスをやらなくてはいけないと思っていたところに高卒人材があったのです。

彼らが挑戦できたり、希望が持てたり、企業が人にもっとモテるビジネスになるためにはということで、この事業を始めました。これを成功させて学校をつくったり、そのための課題は収益性なので、それが今の悩みなんです。ビジョンの達成のためにはお金はやはりいるので。お金の重要性はやはり感じるじゃないですか。

古屋
そうですね、やはり持続可能にするためには。

佐々木
そうです。それがやはり民間企業の最も大きな課題なので。

古屋
マーケットを作らなくてはいけないという、フロントランナーの悩みですよね。本当に最初は儲からないという話は、この業界だけではなくて人材業界全体でよく聞きます。マーケットを作らないといけないですよね。

100億円のマーケットに飛び込んでシェアを20%取るという世界ではないじゃないですか。

佐々木
そうなんです。それがパイオニアの使命です。

古屋
私もマーケット拡大に少し貢献できるかと。

佐々木
本当によろしくお願いします。学校を作れた暁には、講師でぜひよろしくお願いします。

古屋
ぜひ貢献させていただきたいです。

佐々木
こういう方がいるのが、僕の救いなんです。

古屋
私もいろいろな方から言われますが、こういう領域に興味を持ったのはなぜかと来歴的に聞かれることがあります。自分自身でも、なぜなのか良くわからなくなっていますが(笑)、やはり翻ってみると、自分は岐阜県の片田舎の出身で、小学校の同級生たちと自分との生活環境の違い、今後に対しての話の合わなさとか、全然違ってしまっているんです。子どもの年齢が10歳違うとか。

子どもの頃はやはりそんなことは考えもしていませんでした。どこでこんなに違ってしまったのかと思ってます。

佐々木
僕もまさにそうです。家が貧乏で、大学どころか高校すら行くか行かないか議論されていたので、中卒で働くかどうかみたいな。

古屋
先ほどおっしゃったように、この問題を議論する人間は全員大卒なんですよね。1つの世界でしか過ごしてきていないような方々です。大学生のときに就活すらしていないかもしれません。こういう方と話をしていかないといけないなと。

2020’sの若者キャリア論(その3) 佐々木満秀(人と未来グループ代表取締役)×古屋星斗(スクール・トゥ・ワーク代表理事)

2020年代の若者キャリアはどうなっていくのか。今回は、高校新卒求人サイト「ジョブドラフト」を運営する株式会社ジンジブをグループ会社に持つ株式会社人と未来グループの佐々木満秀さんと対談します。

前回 2020’sの若者キャリア論(その2) 佐々木満秀(人と未来グループ代表取締役)×古屋星斗(スクール・トゥ・ワーク代表理事)

 

古屋
高校生の方で、一度正社員の職に就いて辞めた後に非正規社員になっているんです。全てが悪いとは言いませんが、先ほど、修羅場を積むべきだ、若いうちはブラック企業で頑張るべきとお話がありましたが、中には安易な気持ちで、楽な方に楽な方にと、仕事を選んでしまっています。

私は専門が20代の若い人のキャリアの研究で、大卒・非大卒を問わずいろんな方にインタビューしたうえで研究していますが、メディアの取材を受けた時に、高卒の話になるとキャリアが不安定だというところに行きがちです。

例えば、ご存知だと思うんですが、愛知県は数年前に歴史上まれにみる若者不足となったことがありまして、大型商業施設を作った時に300人くらいアルバイトが必要だったんですが、全然採れなくて、時給が急激に高騰していたそうです。理由は当時製造業の景気が良すぎるので、傘下の部品企業含めみんな高校生を採用してるんです。その中で期間工が多いんです。期間工は稼げるんです。単発の半年契約で200万円以上稼げます。

佐々木
僕もやってましたから。僕は別のメーカーでしたが(笑)。

古屋
釈迦に説法になりますが、そういう仕事があるのでみんな期間工になってしまうんですが、それはずっと続けられるわけではないんです。

若者の力をどこに活かすか、という点では大学全入の時代で、大学に若者をどんどん吸い上げないといけないという大学側の意見があるじゃないですか。大学側も経営なので。

就職とゼロサムの状態になっているんですよね。120万人いる高校生を大学か企業のどちらに送り込むかという。

佐々木
そういうことです。

奨学金を借りて、大学にわざわざ行って、遊ぶだけで終わる4年間に気づかせようと思ってるんです、僕は。

僕の子どもも大学へは行っていないんです。大学はお金があれば行けますし、国公立なら行ってもいいかと思っていました。本気で勉強してその道に行きたいんだったら行け、中途半端には行くなと言っていたんです。別に奨学金を借りなくても、金は出してやるから。でも、本気でいく意味を持たないんだったら行くな、働けと。

少子化問題も含めて日本全体の大きな課題には、人口減少が全ての根底にありますので、どちらかというと大学全入制時代の施策も反対派なんです。学校を作ろうと思ってるんです。これから本当の意味で必要とされるスキル、AIとか、そういう軸をドーンと展開して、昼間は働きながら、職業観を育てながら、大学行くのは夜でもいい。30代40代になった時に家庭も持って、職業としての未来もあって、という社会を作らないと日本は人口減少が改善されません。今のまま行ってしまうと、少子高齢化は改善されないですよ。この社会の中では。

だから、高卒を推したいんです。

人の生き方は多様化しているので、結婚するかどうかは何が良い悪いではないんですが、晩婚化と少子高齢化が進む根底の要因は、未来に対する希望や期待だと思います。賢くなればなるほどそこを考え、考えれば考えるほど結婚しにくくなります。

古屋
私は、本業で若い人の研究をしてますが、就活前後の女性の話をすると、育休を採りやすい会社に就職したいというのが多いです。これが大きな間違いじゃないかと思っています。

女性はリアルに考えているのはそうだと思います。慶応や上智のような優秀な大学の女子学生さんが、一般職で就職していくのは、そういうリアル思考なんです。育休取った後働きやすいですし。

僕は逆だと思っていて、女性ほどスキルを一定の時期までに身に着けることが、その後の活躍、生き生きと働けるかどうかに結びついているんじゃないかと。

大企業だと、育休を取った後に仕事の質が変わってしまいます。「マミートラック」という問題です。今の大企業はこうなってしまう仕事しか提供できないので。だったら、スキル、ネットワーク、ノウハウ、を自分の中に身に着けていけば、育休を取らなくても、辞めても、いつでもリターンできるわけです。

今、女性のマーケットが広がってますね。大企業に入ってジョブローテーションで回されると、何の専門性も身につかないですね。女性こそ大企業でもいいんですが、ベンチャーとか、そういう経験をさせられるような、仕事にコミットできるような仕事が必要だと思っています。

それは、もはや現代では男性にも言えると思います。ライフイベントのたびに人生が変わってらっしゃるとのお話でしたが。男性もそういうライフイベントが増えていくと思います。そういう時にその後生きていくために、自分に何が身につくかを考えて就職する必要があると思います。今の学生さんが重視しているのがワークライフバランスとか、労働時間とかです。みんな労働時間をみてます。今はリクナビにも大きな会社は残業時間が書いてあるので。僕の感覚では月30時間を超えると、学生さんは多いと感じてます。月30時間を下回るとまあ良い、と。ちゃんちゃらおかしいわけですよ。

こういうと古臭いと言われるかもしれませんが、僕も前職が国家的なブラック企業だったので、当時残業時間は150時間とかあったんです。最後の一番緩かった時で平均120時間くらいでした。確かにきつかったのですが、今となってはそれは自分のためになったと思っています。あまりこういうことを言うと炎上しそうですけど(笑)。社会人として一皮むけるための最低努力時間という議論がありますが、一定の時期に一定程度必要だと思います。

ですが今はそれを嫌がる方が多いのは、人生100年時代を生きるうえで、大きなリスクだと思います。生き延びて行けないのではないかと。

若い方は二極化していて、安定志向の方もいれば、学生起業して失敗してという挑戦をしていきたいという人もたくさんいます。特に今は、世間的に最優秀とされる大学の学生さんも含め、ベンチャー企業に就職することも当たり前になってきていて、非常に面白い社会になってきていると思います。

このまま10年20年経つと、この差は幾何級数的に増えていく。

ネットワークはネットワーク生むので、ノウハウはノウハウを生みますし、今の20代が40歳、45歳になった時に、違う就業社会になってしまっているのではないかと私は懸念しています。

一つのポイントは18歳の職業選択だと思っています。今の教育システムで努力して、最も勝ち残った人間は、例としてはつまんないですが、全国テストで1位になりましたという人がいたとします。こういう人が18歳で選ぶ選択肢は一つしかないんです。東京大学進学なんです。東京大学以外の例えば獣医学部が強いような大学に行きたいと言っても、親と教師、友人、社会から羽交い絞めにして止められます。ましてやダンプの運転手になりたいなどと言おうものなら親に殴られます。

今の社会は、優秀な人ほど選択肢が狭まるんです。中堅どころの大学というか、誰でも入れるような大学に行くような人の方が、選択肢は広いんです。

努力した人ほど選択肢が広がっていくのが普通の在り方なのではないかと思います。

例えば、18歳で面白い人間がでてきて、御社のようなサービスを見ながら就職し、4年後にその会社で責任を持つ立場になったうえで、例えば夜、大学や専門学校に通う。なんとなく通うのではなくて、自分の責任ある立場なったからこそマネジメントを学びたいから行くんだ、と。AI学びたいから行くとか。そういったモチベーションがあったときに初めて、学びというものが起こると思います。